5月20日住職は宮崎市の松橋町に古くから祀られていた「松橋地蔵尊」の閉眼(お魂抜き)法要をつとめました。
 当初100名ほどもいた松橋地蔵尊保存会の会員も今では10名足らずの高齢者になり、今後の維持世話の後継者も無く、泣く泣く閉眼の結論に達して立正寺へ依頼されたものでした。
 立正寺に隣接する町なのに、この地蔵尊の存在は依頼を受けて初めて知った次第です。

 そもそも地蔵尊は地蔵菩薩(ジゾウボサツ)といい、仏教の信仰対象である菩薩の一尊です。釈迦牟尼仏(お釈迦様)が亡くなってから遥かに遠い未来に弥勒菩薩が弥勒仏(ミロクブツ)となって現れるまでの間、すべての生き物を救うといわれている菩薩です。
 なんと私たちは、死んでから35日目(五七日)に閻魔(エンマ)大王の裁きを受けると言われていますが、この閻魔大王は地蔵菩薩の化身なのです。
 また、今昔物語(平安時代後期)の中に「日夜に法花経を読誦し、寤寐に地蔵尊を念じ奉る」とあります。寤寐(ゴビ)とは、朝起きた時も夜寝る時もという意味です。この話からも地蔵菩薩と法華経との関連性が分かりますので、地蔵尊には南無妙法蓮華経(ナムミョウホウレンゲキョウ)と唱えると良いですね。

 閉眼(お魂抜き)に臨み、先ずは地蔵尊についての知識を話し、法要をつとめさせていただきました。


(閉眼法要に立ち会った保存会の皆さんと写る)


(不審火にも会い、お顔の一部が焦げている2体の地蔵尊)

 

 

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